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現在の建築施工図が置かれている状況は、ゼネコンと設計事務所、ゼネコンとサブコン、その間を取り持つものです。アートヴィレッヂでは自分勝手の建築ではなく、多くの人達の間を調整して行く事が出来る人を求めています。1988年設立後、1989年にはCADを導入、1990年にはグループ内全てをCAD化しました。しかし、オペレータを育成してきた訳ではありません。言われた事を描くだけのオペレータは求めていません。建築施工技術者を求めています。
ISDNからADSL、CATV、今はヒカリと通信速度が10倍から100倍1000倍と早くなりました。情報を伝える事が出来る人が求められる人材であり、時代の流れからオペレータレベルで満足してしまう人は、弊社のみならず、この業界では存在が難しくなって来たということです。
CADは、すぐに覚えられます。大切な事は建築知識であり経験です。建築は3年やっても全てを覚えられる訳ではありません。大型現場では2〜3年、中には4年をかけて竣工する現場もあります。超高層ビルからマンション、工場、倉庫、学校と建物には色々な物がある訳ですから、どの現場でも通用する人材になれるには、時間がかかるということです。一つ一つの現場がすべて共通ではない、ということです。自分の知識・経験を元にし、より分かりやすく相手に情報を伝える。それが施工図なのですから、「入社3年くらいで技術を覚えられるのでは」などと考えている人には、不向きと言うより不可能ということを理解して下さい。しかし、逆に言えば、地道に理解を積み重ねて行けば良いという事です。覚えるという事ではなく、理解するという事です。永くお付合い出来る方を望みます。
図面は情報を伝える手段です。本当は、情報を伝えるには「ここに、出入り口の扉を!」と、口で言えば済むはずです。それで解らなければ、少しレベルを上げて、文章にすれば済むものです。しかし、それでも解からないときがあります。そこで、仕方なく図面にするのです。そして、今度は逆に「1枚の図面だけで全てが解かる=施工図」となります。
「図面を描く人は、寡黙な人がいい」と思われるかもしれませんが、現在の建築では不向きと思われます。最近の予算では、満足な設計図を描くことはできないからです。未解決の問題が多数隠れていることとなり、質問の山となります。それを関係者に報告・連絡・相談をし、調整することになります。それが現状の施工図です。変更がつき物の施工図となるわけです。従って、言われた事を言われたようにやるだけの人、そんなオペレータ的考えの人は必要とされていないということです。
朝令暮改が建築です。自分がオーナーだとすれば、変更したい気持ちが解かる筈です。ちなみに一般的に会社設立登記をする場合、建築設計事務所などはサービス業で登録されます。建築設計業とか建築施工図業というものは存在しません。当然、建設業でもない訳です。したがって、サービス精神を持てない方は不向きということです。
以上を踏まえて頂き、お互いミスマッチの無い付き合いしていければと考えております。 |

会社設立20周年記念パーティ(2008.03.25)
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